2026年1月29日
日本大学生産工学部にて「建設DX特別講義」を実施
〜川上から川下、そして資格までを網羅する産学連携の最前線〜
1月15日、日本大学生産工学部において、当社が中心となり「建設DX特別講義」を実施しました。
本講義は、建築工学科2年生を中心とした約220名を対象に、授業科目「建築コンピュータ演習」の一環として行われました。
日本大学と当社の産学連携の取り組みとして、建設業界のDXを牽引する各分野のスペシャリストが集結した特別なプログラムです。
■ 講義内容:建設ワークフローの全段階を網羅
「BIMは何のためにあるのか」を学生が俯瞰して理解できるよう、建設ワークフローの各段階に応じたソリューションが紹介されました。
【 設計段階:BIMツール 】
ベクターワークス、メガソフトが登壇。意匠設計の自由度や、施主への直感的なプレゼンテーションなど、デザインの最前線におけるBIMの役割が提示されました。
【 設計段階:AI活用・コンサルティング 】
フローワークスが登壇。作業プロセスの可視化やAI活用による効率化など、最新のBIM導入支援の現場について解説されました。
【 積算・コスト管理 】
当社(協栄産業)が登壇。BIMモデルから正確な工事費を算出する建築積算ソフト「FKS」を紹介。モデルが「情報」として実務にどう繋がるかを詳しく説明しました。
【 施工段階 】
ネクシード(Nexceed)が登壇。物流管理や4D施工管理など、建設現場におけるデジタルデータの具体的な活用事例を解説しました。
【 維持管理段階 】
FMシステムが登壇。建物の完成後、長期にわたる資産価値の維持に資するファシリティマネジメント(FM)とデータの重要性を説きました。
【 BIM資格検定 】
ACSP(コンピュータ教育振興協会)が登壇。実務スキルの客観的な証明となるBIM検定試験の意義について語られました。
■ 学生アンケート:実務への関心と高い学習意欲
受講した225名の学生からは、非常に解像度の高い感想が寄せられました。
「BIMは単なる3Dソフトではなく、積算や施工、維持管理まで一貫して情報を繋ぐためのものだと確信した。」
「AIによる自動化や現場での活用例を見て、今の学びが将来どう役立つか明確になった。」
「BIM検定を目標に、自分のスキルを形にしていきたい。」
このように、設計のみならず、積算や施工管理といった「川下」の工程にBIMが与えるインパクトを実感したという声が多数見られました。
■ 次世代の建設業界を担う人材を育成
積算・コストマネジメントのパートで当社を代表して登壇した建設部門の永野恵子(写真右上)は、当社が Arentと共同で開発する次世代のAI積算ツール を例に、建設産業の未来を語り、学生の注目を集めました。
これを受けて、本講義の担当講師であり一般社団法人BIM教育普及機構(BIMEO)の理事も務める森谷靖彦氏(写真左上)は、「この講義を通じて、技術の『点』が繋がって『線』になる感覚を掴んでほしい。業界のトップランナー各社との交流が、学生たちの大きな刺激になったはずだ」と総括されました。
当社は今後も、教育機関やパートナー企業との連携を強化し、次世代の建築DX人材の育成と、建設業界の持続可能な発展に寄与してまいります。