働き方改革のツール
施工記録WebシステムA

導入前

作業所で行う日々の工事施工記録は、現場で手書きで記入したりデジカメで写真を撮影し、再度、加工、編集して事務所に戻ってから報告書として仕上げていました。
作業長からの改善指示、捺印（承認）を得て、最終的には記録を紙データとして保管。問題が発生した際には、膨大な紙データを閲覧し、原因を特定し対策を講じる必要があり、社内書類の作成に掛かる時間や労力が現場職員の大きな負担となっていました。
また、安全・品質に関わる記録を作成するのにも時間が掛かり、情報がタイムリーに共有されていないため、危険予知の遅れに繋がっていました。

導入したシステム

工事施工記録Webシステム（オーダーメイドソフト）

効　果

タブレット端末を利用して現場記録の入力が可能となり、事務所に戻ってからの作業が大幅に削減されました。
また、データはクラウド環境を利用できる為、本支店と作業所でのリアルタイムな情報共有が可能となりました。
「5S活動」レベルの清掃点検から、足場チェック、安全パトロールなどの各種記録にまで活用を広げることにより作業効率は格段に上がり、本システムから作業報告書を関係各所にインターネットFAXで自動送付することもできるため、誤送信がなくなりました。
さらに、安全作業日誌、改善・是正指導書など、安全や品質に関わる重要な記録もデータ化することで、関連付いた複数の記録や階層を持った記録情報を集積し、危険予防の通知やメール発信が可能となりました。
今後は各現場毎の施工記録データを集積し、分析を行って活動をリスクアセスメントまで広げ、安全・品質に関わる傾向を捉え、更なる対策を講じていく予定です。