
PEOPLE 01
たった一つのシステムさえ、
たくさんの人がそこにいる。
- N.H
- トータルソリューション事業本部
システム開発第二部
開発第一課
開発 / 2015年入社
PROFILE
もともとは薬学部を志望していたが、学費などの兼ね合いで情報系の学部に進学。納得感がない中で受けたプログラミングの講義で、その楽しさに惹かれて仕事にしたいと思うようになった。研究室の教授から勧められて応募した協栄産業の面接について、「あがり症の私が、不思議と緊張せずに受け答えができた」と当時を振り返る。また同じ学科の先輩が長く勤めている点にも安心感を覚え、入社するに至った。

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現在の仕事内容
トータルソリューション事業本部システム開発第二部では、「組み込み系」のシステム開発をメインとしており、特に業務用のシステム開発を行っています。私もこれまでに、ガソリンのセルフ給油システムや、私鉄の改札システムなど社会インフラに関わるシステム開発に携わってきました。私たちの部署はあくまでシステム担当。ハードウェアについては協栄産業のグループ会社とも連携しながら、実装に向けて開発にあたっています。
「セルフ給油システム」を例にとってみても、その機械には給油・在庫・帳票などさまざまなシステムが組み込まれています。協栄産業ではそれぞれのシステムについて、複数のチームで対応し、リーダーが管理しながら作業を進めていきます。私は現在、給油を許可するシステムの開発リーダーを任されていますが、システム開発の仕様書は最初から完璧なわけではないため、お客様と「会話しながら作り上げる」ためのコミュニケーション能力も重要です。
02
システムは、人と作るもの。
以前担当していた改札システムでは、乗客のあらゆるパターンを想定し、それを組み込まなければならないという難題を抱えていました。ピッとタッチするだけの改札機も、「都営からの乗り換え」や「オフピーク定期」など乗客ごとに乗車パターンが存在します。さらには、改札機も新旧いろいろなバージョンを使っているため、膨大なパターンを組み込まなければならなかったのです。そこで、周りのチームやお客様が助けてくださったことは、今でも忘れられません。一丸となってシステムが完成に至ったときの達成感は何にも代えがたいものでした。また、3ヶ月かかるシステム試験を1ヶ月で終わらせてほしいと頼まれて、リーダーとして納期をどう成立させればよいのか分からなくなったこともあります。このときも、他のリーダーから「試験項目を最低限にしてみたら」「うちの試験機械を使っていいよ」とアドバイスや助け船をいただきました。
こうした経験から、私は技術者としてよりも、管理職として力をつけていきたいと考えるようになりました。システム開発では、技術だけでなくスケジューリングなども重要な要素です。期間内に収まりそうにないなら、必要なシステムだけを期間内に済ませ、その後に追加をするというマネジメント能力で、状況を打破できることもあります。そして、自分のチームだけでなく、システムの全体像を把握しながら、多くの人の助けになれるリーダーを目指したいです。

A DAY SCHEDULEある1日のスケジュール
- 8:45
- 出社1日のスケジュールや
メールを確認
- 10:00
- Web社内定例メンバーの進捗確認と情報展開を行う
- 12:00
- お昼休憩会社近くのカレー屋さんに
ハマってます
- 13:00
- 業務開始リフレッシュした後に業務を開始
- 14:00
- Web社外週次定例社外含むプロジェクトチームで定例実施
- 17:30
- 訪問終了・帰宅やるべきことを再確認
必要なら残業も

03
優れた技術よりも、頼れる素直さを。
大学時代に、地元の「よさこい踊り」のグループに参加していたことで、素直に人に頼ることを学べたと思います。私は人に話しかけるのが苦手でしたが、そのグループでは周りの方に踊りを教わりながら、みんなで踊りを作り上げることが欠かせなかったのです。そこで人に頼ることに慣れたからこそ、一人で思い悩むことなく、助けを借りながら難しい依頼に対応できているのだと思います。
学生の皆さんにお伝えしたいのも、「学ぶ意欲と、素直に頼る気持ちを持っておいてほしい」ということです。私はプログラミングの新人研修をすることもあるのですが、情報系学科の出身者でもプログラミングが得意でない人や、そもそもプログラミングに触れてこなかった人もいます。それでも、「自分で調べて、試して、困ったところで聞く」という良い意味で人に頼ることができるのなら、当社では活躍することができます。困ったら私も助けますから、ぜひ安心して挑戦してください。