

コラム
第30回
「文明アドバイザー、
地球を学ぶ!」
地球を学ぶ
(前回までのあらすじ:M88星雲からやってきた文明アドバイザーの宇宙人。何百万年も前から地球に訪れては、人類に様々な文明を授けてきた。しかし、2万年ぶりに地球を訪れた彼は、地球が温暖化や異常気象、自然破壊など、深刻な環境問題に直面していることを知る。宇宙人は秘密兵器「スーパーBIMマシン」で地球を救おうとするが…!?)

サキ:「宇宙人さん、焦らないで。地球を救う方法は、他にもたくさんあるわ。まずは、地球のことをもっとよく知ることから始めましょうよ。それに、宇宙人さんのスーパーBIMマシンと、協栄産業の建設ソリューションを組み合わせれば、もっと効率的で環境に優しい街づくりができるかもしれないよ!」
サキの言葉に励まされ、宇宙人は地球について深く学ぶため、彼女と共に地球探査に乗り出すことになった。
宇宙人:「よし、サキ!地球の危機について、もっと詳しく教えてくれ!」
サキ:「それじゃあ宇宙人さん、まずは私のYouTubeチャンネルを見てみよう!」
サキは、得意げに自身のチャンネルを開いた。しかし、そこに映し出されたのは、情報学に関する内容で、ITパスポート試験対策の解説動画や、プログラミング講座、最新ガジェットのレビューなど、宇宙人にとってはチンプンカンプンな内容ばかりだった。
宇宙人:「えーっと…サキ、これは…?」
サキ:「あ、そうか!宇宙人さんは、情報学に疎いんだったね。じゃあ、もっと直接的に地球の現状を見てもらう方が早いね!ちょっと待ってて。今、地球のみんなに呼びかけるから。」
サキは、手際よくライブ配信の準備を始めた。
サキ:「#地球温暖化 #環境問題 #宇宙人からのメッセージ #緊急ライブ配信」
宇宙人の存在と地球の危機を訴えるメッセージを、ハッシュタグを付けて拡散する。
サキ:「よし!準備OK。宇宙人さん、こっちに来て!」
サキに促され、宇宙人はカメラの前に立った。
宇宙人:「地球の皆さん、こんにちは!私は、惑星M88星雲からやってきた文明アドバイザーです。サキさんから、地球が大変な状況だと聞きました。どうか、私に力を貸してください!」

宇宙人は、ぎこちないながらも、地球に向けて真剣なメッセージを発信した。
さらに、サキが宇宙人の隣で補足説明を加えていく。
サキ:「そうなんです!地球は今、温暖化や異常気象、自然破壊など、深刻な問題を抱えています。私たちと一緒に、建設DXの力で地球を救いましょう!」
二人の呼びかけは、瞬く間にSNSで拡散され、ライブ配信にはあっという間に多くの視聴者が集まった。
「宇宙人だ!」「本当に宇宙人がいる!」「地球を救って!」「この宇宙人、このまえ建設DX展の協栄産業ブースで見たぞ!」
コメント欄は、驚きの声や応援メッセージで埋め尽くされた。宇宙人は、あまりの反響の大きさと、その反応の速さに目を丸くした。
宇宙人:「な、なんと!こんなにたくさんの地球人が…!?これがITの力なのか…!」
サキは、視聴者からの質問に答えながら、地球環境問題の現状や建設DXの可能性について詳しく解説していく。視聴者からは、次々にアイデアが投稿されていく。
「BIMを使えば、環境負荷の少ない建物を設計できます!」
「AIやIoT、ドローンを使えば、様々な問題を解決できます!」
「協栄産業に相談してみればいいんじゃない?建設DX展でそう言ってたし。」
宇宙人は、サキの説明を聞きながら、この2万年余りで大きく進化した地球の技術の高さに改めて感心していた。
宇宙人:「なるほど…地球には、こんなに素晴らしい技術があるのか!」
宇宙人:「よし、サキ!早速スーパーBIMマシンを改造するぞ!」
宇宙人は、M88星雲の技術と地球の建設DX技術を融合させ、スーパーBIMマシンをさらに進化させた。彼は、協栄産業の各種ソリューションから得た知識を基に、地球のBIMデータとの連携機能や、LCAなど地球環境データの分析機能、シミュレーション機能などを追加していった。
果たして、進化したスーパーBIMマシンは、地球を救うことができるのか?そして、宇宙人とサキ、そして地球の人々は、協力して地球の危機を乗り越えることができるのか?
次回、最終回「建設DXで創る、地球の未来!」に続く!