2021.11.30

BIMモデル作成の軽減に向けた新たな取組み開始のお知らせ

 当社は『BIMの入口は「FKS」』をコンセプトに、BIM※対応建築積算システム「FKS」において、BIMモデル作成の軽減を実現するべく新たな取組みを開始いたします。
 この取り組みにより、BIMモデル作成の労力を大幅に削減し、既存建物のBIMモデル構築に威力を発揮いたします。

※ BIM:Building Information Modeling(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の略称。コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること。

 通常、BIMモデルは、BIMの操作スキルをもつ設計担当者が大変な手間と労力をかけ作成します。さらに設計担当者と積算技術者が異なる場合、作成されたBIMモデルに、積算に必要なデータが入力されていないという問題があります。
 そこで、構造モデルでは、設計BIMソフトウェアと比べ操作が容易な、積算ソフトウェア「FKS」を利用し、基本情報を入力するだけで構造3次元モデルが自動作成されるという特徴を活かし、そのデータを設計BIMソフトウェアに連携させる事によって、BIMモデル構築の大幅な時間短縮が可能となります。もちろん、積算ソフトウェアの得意とする鉄筋情報も容易に入力が可能となり、同時に積算に必要なデータも入力できます。このように、BIMの入口を「FKS」とすることで、BIMモデル構築の大幅な効率化が期待できます。
 また意匠モデルの場合は、積算技術者が「FKS」を使って仕上リストを作成し、そのデータをBIMモデルへ連携させ、不足部材をモデリングするだけで、積算から内訳までを自動で算出することができます。このしくみは、長年積算業務に携わってきた、株式会社フジキ建築事務所(本社:東京都豊島区、代表取締役:谷藤 正樹)と当社の『COST BIM』プロジェクトにおいて実現した取組みとなります。
 また概算でのBIMモデル活用や、既存建物においてのBIMモデル構築にもこのしくみを活用すべく、『概算』『BIM積算』『施設管理』をテーマに、それぞれの分野におけるリーダーカンパニーである3社のパートナー企業と、新たなプロジェクトを推進してまいります。

【概算】大概算プロジェクト
  茜建築コンサルタント株式会社 (本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松井 寿一)
【BIM積算】COST BIMプロジェクト
  株式会社フジキ建築事務所
【施設管理】施設管理プロジェクト
  株式会社FMシステム (本社:東京都文京区、代表取締役社長:柴田 英昭)

各社ホームページ

茜建築コンサルタント株式会社 http://www.aknet.jp/
株式会社フジキ建築事務所 http://www.fujiki-k.co.jp/
株式会社FMシステム https://www.fmsystem.co.jp/ 

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